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2013.10.01

ダンサーインタビュー 01:FISHBOY

POPダンサーとしての始まりは、チームメイトの爆弾発言から



ーダンスをはじめたっきかけは?
子供の頃に父親からムーンウォークを教わったのが始まりです。めちゃくちゃ堅い父親だったんですけど、唯一見せてくれた柔らかい部分だったんです。 そのおかげで小学校二年生の時には、ムーンウォークが出来るようになってたんです。 家が転勤族だったんですけど、転校する度にムーンウォークをクラスのみんなに見せてたんです。転校生って最初なじみにくいとこがあるんと思うんですけど、ムーンウォークを見せるとみんな喜んでくれて仲良くなれるんですよ。処世術として使ってました。 その頃からダンスに興味が湧いてきてて、そこからDAPUNPをテレビで見て、めちゃくちゃかっこいいなと思って、ダンスやってみたいなって思いました。

ーその中で現在はPOPダンスをやっていますが、POPダンスを始めたきっかけはなんだったんですか?
僕、最初からPOPをやっていた訳ではないんです。高校生の時にDANCE ATTACKっていう大会に3人組のチームで出て、初出場で五位だったんです。僕はその当時LOCKをやっていて、そしてTAKERU(現ブラザーボム)がPOPで、もう一人はビーボーイングをやってたんです。3人でそれぞれが魅せるフリースタイルって形でやってました。 でも優勝目指してたので、優勝する為にどうしたらいいかと話し合ったんです。そしたらジャンルを一つに絞るってことになって、TAKERUがじゃあPOPをやろうって言いだしたんです。
ー自分の所に来いよってことですか?
あはは、そうです。俺んとこ来いよって言い出して、翌日からPOPチームになってました(笑)。今までLOCKやってたからいきなりPOPなんて出来ないのに、「お前なんで出来ないんだよ!なんでHIT打てないんだよ!」とかいって怒られたりして(笑)。何なんだろうって思いながら、POPやってて今に至るって感じです。 POPかっけーと思って始めたんじゃなくて、無理矢理やらされて、いつの間にか大好きになってたっていうちょっとドMな経歴です。

フォーマーアクションとの出会い、そして世界へ


ーそんな経歴の中で2009年、パリで行われた世界最大のダンスバトル Juste Debout Poppin'で優勝されましたよね?
これはもうKITE(フォーマーアクション)さんのおかげだと僕は考えてます。KITEさんは僕にとって良い兄貴分なんです。KITEさんも僕達の事を仲間だと思ってくれてるので。
ーフォーマーアクションとはどのように出会ったんですか?高校生の時に、新宿の練習場所で出会いました。マドカ(フォーマーアクション)さんとTAKERUが元々仲良くて、僕も当時大学生だったKITEさんにすごい面倒を見てもらって、そこで仲良くなりました。 Juste Deboutも日本予選でKITEさんとマドカさんが優勝したんですけど、マドカさんが仕事で出れなくなって、代わりに僕を選んでくれたんです。でも結局メンバーが変わってるんで、日本予選が無効になっちゃったんです。 なので一大決心だったんですけど、前日予選から参加しました。予選で落ちてしまったらどうしようとかすごい不安だったんですけど、なんとか上がることが出来て、すごい安心しました。

世界を知るFISHBOYから見た、日本と海外の違いとは?



ー日本でも海外でもワークショップをする機会が多いと思うのですが、日本と海外での違いはありますか?
割と海外の方は振付で喜びます。ワークショップ自体がパフォーマンスとレクチャーって感じです。言葉が通じないのでやっぱ踊りで一緒にコミュニケーションをとらなきゃいけないっていうのと、音と振付が合うとめっちゃ盛り上がるんです。こんな振付作ってきたのかYo!みたいな感じで。盛り上がってくると最後にソロコールがかかって、ソロで踊ることになります。逆に日本ではレクチャー中心です。細かい部分を教えて、それでわからない所をきいてくれる、ほんとに日本人の気質を感じます。
ー海外のワークショップはイベントって感じなんですね?
そうですね、細かい所を教えると興味がなくなっちゃうのか、途中で出ていっちゃう人とかもいます。なので興味を引きつつ教えないといけないので難しいです。
ー海外に行くと、観光とかの楽しみとかもあるんじゃないですか??
ありますよ。僕はアジアのクラブとか行きますね。めちゃくちゃ楽しいですよ!カラオケとクラブって感じで、歌って、踊って、騒いで。なんかバブリーなんですよね。 シンガポールとかマレーシアとかすごい豪華だなって思います。日本は色んなしがらみがあって、楽しみたい気持ちは強いのにそれが出来ないって所があるんと思うんですけど、そういうのがないので盛り上がり方がすごいです。日本のバブルの時代もこんな感じだったのかなって思います。

女性のPOP ダンサーにFISHBOYがアドバイス!?


ー最近女性でPOPダンスをやる方が増えたと思います。
増えましたね! やっぱそこはカリスマ的女性POPダンサーが出てきたのが大きいと思います。女の子でも出来るんだぞ!ってモデルをちゃんと示してくれてるのが嬉しいです。 ーFISHBOYさんが思う、女性にしか出来ないと思うPOPダンス、こういう風に踊った方がいいっていうアドバイスとかありますか?
過去にもずっとそれは言われてきてるんですけど、実際女性からしたら男っぽいPOPやりたいのになんでそんなこと言われなきゃいけないんだって人も多いんです。 でもあえてそこは考えずに言うとすれば、やっぱりシルエットと衣装かなと思います。 明らかにシルエットは男女で違うのでそこを利用したり、女性は他のダンスでもそうなんですけど、柔らかさも意識したらいいかなと思います。後はポージング時の体のラインとかですかね。 ーもしFISHBOYさんが女性POPダンサーをプロデュースするとしたら? オシャレなPOPダンサーに魅せたいです。POPやってる人って僕もそうなんですけど、他のジャンルのダンサーと違ってあまり衣装にこだわらないんです。女の子ならそこを変えていけるんじゃないかなって思ってます。

ダンサーとメディアの関係、そして今後のダンス業界とは?



ーメディアで活躍している印象が強いFISHBOYさんですが、自身の今の立場をどのように感じていますか?
もっとメディアで出てくるダンサーが増えてもいいと思ってるんです。例えばスポーツ選手が世界一になったらテレビに出れるけど、ダンサーが世界一になっても現状それだけではテレビには呼んでもらえないんです。それはまだ下地が出来てなかったり、ダンサーの活動が世間に認知されてない部分があるんです。ダンサーって言うだけでもっとメディアにも呼んでもらえるように全体を変えていけるような活動もしていかなきゃと思ってます。
ー今後ダンサーとしてどのような活動をしていきたいですか?
現状、バックダンサーとか色々収入をもらう形はありますけど、安定した収入を得られるのはインストラクターしかないんです。でも、教えられる枠は決まっているので、このままだとインストラクターやりたくてもできない状況になると思うんです。なので、ダンサーが活躍できる場をもっともっと作って、いろいろな道を示していける活動をしたいです。そして、全国民ダンサーになれちゃうように活動の幅を広げて行きたいです。いや、もちろんまだまだ現役なので大会とかバトルとかもバリバリ出ますよ。

マイブームは朗読? FISHBOYのダンスライフとは?


ー突然ですが、今のマイブームは何ですか?
朗読です。小説とかは読まないんですけど、最近は語学の本を読んでます。中国語と英語はやっていたので、それに韓国語も足していこうかなと思ってます。あと朗読って、声に出して読むんですけどめっちゃ楽しいですよ! ーん?それは中国語とかを声に出して読むってことですか?ニーハオって? あっ違います違います(笑)。朗読のワークショップとかに参加することもあるんですけど、プロの読み手の表現の仕方とか登場人物の視点にたった読み方とかすごいんですよ。朗読の世界ってめちゃくちゃ深くて、今ハマってる事といえば朗読です。
ーお兄さんが芸人で大活躍してる中、仲のいいエピソードはよく聞きますが、ライバル心とかありますか?
ライバル心は全くないです。逆に違うジャンルでよかったなって思います。同じジャンルだとやっぱり競争心が芽生えると思うんですけど、兄貴が活躍してくれれば、僕の仕事も増えますし、僕が活躍していけば兄貴の仕事も増えますし、割とwinwinな関係でやらせてもらってます(笑)
ーお兄さんが結婚して子供も生まれて家庭を築いてますが、FISHBOYさんの理想の結婚像とか家族像はありますか?
れは、難しいですね(笑) 理想の家庭像は愛のある家族です。子供に愛されてたらいいなって思います。自分達も子供を愛して、子供たちにも愛されてってのがいいです。
ー子供はダンサーにしたいですか?
全然!!ダンサーにしたくないって訳ではないですけど、やりたいことやって欲しいですね。でも割と小学生までは厳しく色んな事を詰め込みます! 何故かというと、僕は昔ピアノをやらせてもらえなかったんです。兄貴がやってたんですけど、兄貴はとてもピアノを嫌がりまして、その影響で僕はやらせてもらえなかったんです。でも今思えば、なんでやらせてくれなかったんだ!って思うんです(笑)あの時やってれば、今ピアノ弾けたのにって思いが強くて。なので子供には遊びも大切にしますけど、仕込む事はガンガン仕込むと思います。
ー本日はありがとうございました。

明るく屈託のない笑顔の裏に、熱いダンスへの情熱を持ったダンサーFISHBOY。今後も彼の活動に期待だ。



FISHBOY


あのオリエンタルラジオのあっちゃんの実弟であり武勇伝ネタは弟のダンスから生まれたというエピソードも。ダンス界では世界大会でも優勝という輝かしすぎる経歴を持つPOPダンサー。踊るときと普段の表情のギャップでファンを獲得している。人を和ませる自然な魅力が持ち味。ダンスのキレは超一流。性格は非常に明るく、誰とでも仲良くなる特技を持つ。テレビ出演、番組MC、ラジオ番組レギュラーをなど活動は多岐にわたる。日本人ダンサーで初のアディダスオリジナルからスポンサード契約を受け、今後見逃せないタレントでもありダンサーでもある。

WEBSITE:http://fishboyweb.com
BLOG:http://ameblo.jp/fishboy-dance
twitter:https://twitter.com/fishboy_nakada

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