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[Special Interview]東京バレエ団:沖 香菜子/梅澤 紘貴

2015.6.8

渡辺 理恵

沖 香菜子
神奈川県横浜市出身。4歳よりバレエを始め、2010年に東京バレエ団に入団。 入団2年目の2012年3月に、子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』初演でオーロラ姫役に抜擢。昨年ラコット版『ラ・シルフィード』にてシルフィード役に初めて挑戦し、周りが驚くほど大きな成長を遂げている。

柄本 弾

梅澤 紘貴
5歳よりバレエを始める。2005年、東京バレエ学校を経て東京バレエ団に入団、同年アロンソ振付『カルメン』で初舞台を踏む。ノーブルな雰囲気を持ち、爽やかでシャープな踊りが魅力。作品に真摯に取り組み、成長を続けている。

ーお名前をお伺いしていいですか?
梅澤 梅澤紘貴です。
 沖香菜子です。

ー東京バレエ団期待のお二人ということで、お二人で踊られる役柄が多いんですか?
 昨年度から多くなりまして、それまではちょっと一緒に踊ったことがあるくらいだったんですが、それから続けてほとんど梅澤さんと踊らせて頂いています。

ーやっぱり背丈のバランスとかキャスティングのうえであるんでしょうね。それにしても梅澤さんの筋肉すごいですね。
梅澤 筋肉はないです。けっこう痩せ形なんでガリガリです。

ーいやいや~、でもやっぱりリフトとかする時筋肉使いますよね。
梅澤 ある程度筋力は必要ですけど、でもタイミングとかコツとかもあって、そういうお互いのタイミングも沖さんとはすごくやりやすいです。

ーいい相方見つけましたね。
 すみません。ありがとうございます(笑)。
ー梅澤さんは東京バレエ学校からの生え抜きということですが沖さんもですか?
 私はロシアに留学していて、その途中に東京バレエ団のオーディションがあったので、受けに帰ってきて合格を頂いたのでそのまま帰国しました。
ーロシアはやっぱり寒いですか?
 寒いですが湿気がなくてカラっとしているのでマイナス20度くらいでもそんなに・・・
ーマ、マイナス20度・・・!
 一回マイナス20度の時に外でアイスを食べてみようっていうのをみんなで試みまして、食べるのはいいんですけど、だんだん手が感覚なくなって、持っているのか持ってないのかわからなくなってきて(笑)。 みんな日本人だったんですけど、ロシア人にはバカだろうって言われました。
ーロシアはやっぱり厳しいですか?
 厳しいですけど、バレエに関しては全世界共通なのかなと思います。

ーバレエを始めたきっかけはありますか?
 母がバレエをやってみたかったっていうのがあって、子供が生まれたらバレエをと思っていて、私が生まれてバレエ教室に見学に連れていったら、やりた~いって自分で言った。という風に母は言ってます。私はあんまり記憶ないですけど。
ーお母さんは今はやってないんですか?
 今ちょっと始めました。私が教えてます(笑)。

ー梅澤さんのきっかけは?
梅澤 姉がバレエやってたんでそれについて行って、その時にやりたいって言ったらしいです。辞めようとかも特に思わずやっで、たてたのぶん好きだったんじゃないかな、と。好きだったんでしょうね・・・。
ーいいですね、その感じ。今現在、舞台に上がる時はリラックスして自然体で上がる感じですか?
梅澤 いやいや~、緊張してやってます。
ー沖さんもですか?
 私そんなに緊張しないんですよね。舞台を楽しんでいます。
ーなんかやっぱり女性は強いんですよね。それは普段練習を重ねて自信がついてるからですか?
 自信はないと思うんですけど、練習量が多い作品ほど緊張しないです。失敗したりもしますけどね。

ー失敗したら落ち込んだりしますか?
 今度芸術監督になる齋藤友佳理さんが前に指導してくださった時に、一個なにか失敗したのって大したことじゃなくて、全体を見た時にお客さんがどういう印象を持つかっていうのが重要だ、っていうふうにおっしゃっていて、たしかにそうだなと思って。
ーなるほど。梅澤さんは毎回緊張するわけですよね。なんかその対策みたいなものってあるんですか?
梅澤 うまくやろうとか思うと緊張しちゃうんで、今舞台で頑張ったところで実力的にはそんなに出せるものは変わらないから、逆に開き直って今この実力しかないけど思い切ってやろうみたいな。
本番前のリラックス方とかありますか?お笑いのDVD見たりとか。
梅澤 お笑いけっこう好きです。舞台入りとかしてずっと劇場にいると気が重くなってくるので、お笑いとかで気持ちをまぎらわしています。リズムネタだったり。
リズムネタだと本番でやっちゃったりすることないですか?
梅澤 ずっと頭に残っている時があって、見なけりゃよかったって思う時はあります。特にリズムネタは頭の中でずーとまわりますから。

お二人は講師としてもすごく優秀とお聞きしました。
梅澤 自分は身体の条件がすごく悪くて、バレエにとっていい骨格とか悪い骨格があって悪いほうなんです。その中で工夫して努力して見つけた部分を伝えられたらいいなというのはあります。
 感覚でなんでもすぐにできちゃう人っていると思うんですけど私は言われたことを一晩寝かせて考えてからじゃないとできない、すごい考えて自分の中に染み込ませてからじゃないとできないタイプなので、その場で言われてすぐにできないんですよね。いろいろと考える機会が自分はあるので、そういう時に教えてもらったことが今度自分が教える時に役だったりしますね。

最後に今回の作品に対する意気込みを聞かせてください。
 これでドン・キホーテは2回目になるので前回と同じものができた上でさらにプラスアルファーができるといいなと思っています。
今回は子供のためのドン・キホーテなので前回とはまた違った面白い作品になると思うので期待してください。
梅澤さんはどうですか?
梅澤 僕もだいたい一緒です(笑)。ただ、テクニックとかもすごく大事だと思うんですけど、役柄をもっと掘り下げて、一回目よりももっと良いものにできたらと思います。

今日はありがとうございました。

東京バレエ団 子供のためのバレエ『ドン・キホーテ	の夢』

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no.11 2015年6月発行

東京ダンスライフ no.11
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