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2015. 2.14 sat /15 sun 有明コロシアム

EVENT REPORT:POP LOCK BOX feat.NEW SCHOOL BOX 2015
2015. 2.14 sat /15 sun 有明コロシアム

2015.4.6

2015年2月14日、15日の2日間。戦いの聖地「有明コロシアム」にて『POP LOCK BOX feat.NEW SCHOOL BOX 2015』が開催された。通称PLB・NSBと呼ばれる本イベントは、関東ダンスバトルシーンの先駆けのイベントであり、フォーマーアクションのMADOKAとKITEを筆頭オーガナイザーとして、日本全国の著名ダンサーと世界からも名実ともに兼ね備えたダンサーが集まる正に本当の世界大会なのだ。  2014年からは、NSBとしてHOUSE・HIPHOPの2ジャンルを加えてパワーアップをした。1on1から5on5まで各ジャンルのバトルが行われ、世界代表と日本各地区代表が入り乱れるバトルは様々な激闘・感動・ドラマを生みだした。  昨年は日本のダンサーの躍進と関東勢が多くの優勝を勝ち取ったが、今年も関東勢が優勝を総なめにするのか? それとも他の地区がリベンジを果たすのか? 照準を絞ってきた海外勢が日本勢に待ったをかけるのか、開催を前にダンス界では注目の的となっていた。  14日は次の日のFINALに向けて予選が行われた。予選といってもエントリーしているチームがどのバトルイベントに出ても優勝を取れるチームばかり、すべてが決勝と変わらない内容に会場は大盛り上がりを見せた。そしてこの予選で波乱が起こる。昨年HIPHOPで優勝を果たしたメンバーを擁する関東チームがまさかの予選落ちとなり、FINALに駒を進めたのは全部関西チームという結果になった。  そして、迎えた15日のFINAL。KIDSから戦いが始まった。KIDS部門は有名ダンサーが監督となり、自身が選抜したKIDSダンサーを連れてバトルを行うという珍しい方式だった。  決勝はSEI監督率いるKIDSダンサーズ対KAZANE監督率いるKIDSダンサーズのカード。総当たりのポイント制を導入している決勝戦で大将戦を前に6対6の大接戦になり、迎えた大将戦でSEIチームが2対1で勝利し優勝を決めた。  1om1ではアメリカのHURRICANEが猛威を振るった。HOUSE・HIPHOP・LOCKの3ジャンルに参戦したHURRICANEはHOUSE部門で前回優勝したSHU-HEIを破り優勝。HIPHOPでは相手のすべてを受け止めて、貫録の優勝を飾った。LOCKでは期待の新星HANAが優勝をし、日米対決となったPOPでは、アメリカのFrantickが優勝を勝ち取った。
HOUSE 3on3は、KAZANEを含めたU20と関西1が激突。勢いで攻めるU20チームであったが、経験の差もあってか関西1が優勝。HIPHOP 3on3ではBEST4が全て関西チームという中、これが関西のHIPHOPだと言わんばかりの重厚なHIPHOPで関西1が優勝を手にした。
 イベントは終盤に突入する。LOCK 5on5ではSETO率いる関東チームを撃破し、連覇がかかっているLOCK日本代表と、フランス代表との名勝負を制し、北国チームを破って決勝に駒を進めたドリームメンバーが揃ったアメリカとの対決になった。
 アメリカはLOCKダンスの神様ともいえるTony Go Goを先鋒に起用。今年60歳になったとはとても思えないムーブで会場を盛り上げた。今までにない強敵を前に大苦戦を強いられた日本。大将戦前にしてアメリカの優勝は決まってしまったが、大将戦のYOSHIE対FIRE LOCKは歴史に残る一戦となった。
 勝敗なんて関係ない。この日この瞬間のために頑張ってきたすべてをぶつけるといった気持ちがバトルステージで放たれていた。結果はYOSHIEが勝利をおさめ、彼女とのバトルを終えたFIRE LOCKは日本式の感謝で健闘を称えた。 そして、最終バトルのPOP 5on5は韓国とアメリカのカード。残念ながら日本チームの名前を決勝の舞台で見る事は出来なかったが、ここは世界大会という大舞台。そう簡単に決勝に進める訳ではないのだ。しかし他国同士の対決が見られるのも世界大会の醍醐味である。前回優勝のアメリカが有利とみられていたが、ここでまさかの大波乱が起きた。なんと韓国がアメリカを総ポイント15対1で完勝し優勝を勝ち取ったのだ。前年のPOP 1on1でHOZINが優勝をした事もあり、韓国のPOPレベルが急激に上がってきているといえるだろう。  多くの歴史的バトルを生み出したPOP LOCK BOX feat.NEW SCHOOL BOX 2015は会場の熱気冷めやらぬままその幕をとじた。日本でも世界大会が増えてきたが、こんなにも多くの国、著名ダンサーが集まるダンスバトルは他にないだろう。  そしてただ集まるだけではない。彼らは全員この日の為に本気で向かってくるのだ。その思いは実際に彼らのバトルを観れば肌で感じる事が出来るだろう。今年は関西勢や他国の活躍が目立ったが、この結果を背にまた全国のダンサーはこの日の為に腕を上げ、またこの舞台に帰ってくることだろう。そこに強いダンサーとバトルステージがある限り。

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no.09 2015年4月発行

東京ダンスライフ no.10
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