「DANCE TRUCK TOKYO」は、全日本ダンストラック協会が企画・制作し、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル 13」として、2019年から実施しているプロジェクトです。 屋外公共空間に駐車した輸送トラックの荷台を舞台に、日本のコンテンポラリーダンスシーンを代表するダンサーら、先鋭的なアーティストが次々にステージを展開。その日限りの多彩なパフォーマンスを披露します。
2019年は 5 ヵ所で企画(1ヵ所は荒天により中止)し、32組のアーティストが参加。地域と身体表現が交わる DANCE TRUCK TOKYO の魅力が、来場者の SNS などを通じて幅広く発信されました。
2021年の開催地、新たに3カ所が決定
2020年からの延期をうけ、この度 2021年春に3ヵ所で開催し、新たな日常にライブの楽しみを取り戻します。多摩地区最大級の商業エリアである立川をスタートに、水の都・江戸の水運において重要な役目を担っていた歴史的背景を持つ河川沿い、そして、地域の文化イベントの拠点として賑わう区役所前広場で開催。各地の特徴的な景観を借景に、映像や音楽を含めた総合的なパフォ ーマンスを実施し、見慣れた都市の風景を一変させます。(本夏以降の開催地は別途発表予定)
また、昨年9月に収録した「高輪ゲートウェイ駅」での無観客公演の映像配信も決定しました。トラックを舞台とした極小空間ならではのユニークなパフォーマンスを、ご自宅等でぜひご覧ください。
【2021年春開催地】・立川公演 / サンサンロード:2021年4月9日(金)18〜20時・東大島公演 / 旧中川・川の駅:2021年5月8日(土)18時30分〜20時30分・中野公演 / 中野区役所前広場:2021年5月23日(日)18時30分〜20時30分
DANCE TRUCK TOKYO 開催概要
期間:2019年 9 月~2021年9月
開催地:東京都区部・多摩地区・島しょ部
入場料:無料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
企画・制作:全日本ダンストラック協会
共同制作:NPO 法人 Offsite Dance Project/制作協力:一般社団法人もんてん/舞台協力:株式会社ステージワーク URAK 照明協力:カラーキネティクス・ジャパン株式会社/技術協力:パナソニック株式会社/車両協力:有限会社麻生リース
【DANCE TRUCK TOKYO:2021年春開催地 】
①立川公演/サンサンロード
2021年 4 月 9 日(金)18 時~20 時
多摩地区最大級の商業エリアで市民の憩いの場である立川のシンボルロード。
多摩を南北に結ぶ多摩モノレール高架下にて開催。
出演:伊東篤宏×東野祥子、岡本優[TABATHA]、北尾亘、劇団子供鉅人、
SNATCH、ブッシュマン 黒須育海・手塚バウシュ(*オーディション選出)
後援:立川市
②東大島公演/旧中川・川の駅
2021年 5 月 8 日(土)18 時 30 分~20 時 30 分
かつては隅田川と江戸川の間を流れていた旧中川。江戸時代には
物流の要衝として活躍した中川関所跡に造られた公園「川の駅」にて開催。
出演:岩渕貞太、鉄割アルバトロスケット、テニスコーツ、Von・no ズ(*オーディション選出)、
森下真樹、吉﨑裕哉×黒田勇〈Co.山田うん〉
後援:江東区(予定)
制作協力:NPO 法人江東区の水辺に親しむ会
協力:船宿吉野屋
③中野公演/中野区役所前広場
2021年 5 月 23 日(日)18 時 30 分~20 時 30 分
サブカルタウンとして名高い、中野。
地域の文化イベントの拠点として賑わう区役所前広場にて開催。
出演:うたうははごころ(*)、きたまり、東野祥子+鈴木ユキオ、 水村里奈×田村興一郎(*)、ミナミリョウヘイ(*)、横山彰乃 (*オーディション選出)
後援:中野区(申請予定)
*本公演は新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して実施します。また、ご来場のお客様へも感染症対策へのご理解・ご協力を賜りたく、
公式 WEB サイトに記載の内容をご一読いただき、遵守くださいますようお願い申し上げます。
*出演者やプログラム内容は予告なく変更になる場合があります。
【DANCE TRUCK TOKYO:特色 】
各地の夜景×光のアート
日没から開演するDANCE TRUCK TOKYO のもうひとつの魅力は、照明や映像による光のアート。LED 照明の第一人者である藤本隆行のテクニカルディレクションのもと、トラックを媒体に身体とテクノロジーが相互作用を結び、省電力かつ効果的な夜景を創出します。
輸送トラックの荷台という極小空間
間口の狭い限られた荷台スペース(間口 2.0m×奥行 5.6m×高さ 2.4m)でのパフォーマンスには、身体性と構成力が要求されます。削ぎ落とされたミニマルな表現で観客を惹きつけるパフォ ーマーの力量を、ありのままに感じられます。
3 名のダンスアーティストがキュレーション
日本のコンテンポラリーダンスを牽引する振付家/ダンサーの東野祥子・鈴木ユキオ・白井剛が、オーディションを通過した気鋭のダンサーから、多分野の第一線のアーティストたちを各地に紹介します。街中で気軽に先鋭的なパフォーミングアーツに出会えます。
( 2019年9 月都内にてオーディションを開催し、46 組の応募の中から7 組を選出。)
【DANCE TRUCK TOKYO:配信企画 】
①高輪公演の映像配信
2020年新駅「高輪ゲートウェイ駅」前で開催された「Takanawa Gateway Fest」の跡地にて、無観客公演を実施・収録し、その様子を短編映像として WEB サイトで公開します。元々車両基地だったこの地は、2020年 3 月に新駅として開業、その後数年かけて駅前に大型ビルなどが建設される予定です。開発前の高輪の景色を背景に実施致しました。
収録日:2020年 9 月 8 日(火)
会場:高輪ゲートウェイ駅前特設会場
出演:Aokid、新人Hソケリッサ!、康本雅子+石井則仁、東野祥子、メガネ(座)、鈴木ユキオ
映像ドキュメンテーション監修:藤井光
特別協力:東日本旅客鉄道株式会社
②Web 連載「TOKYO STORY」
DANCE TRUCK TOKYO とパラレルに展開する、町のものがたりをWEB サイトでシリーズ連載しています。
今回の 3 公演には、それぞれの町と関わりのある 3 人の演劇作家たちが書き下ろし、WEB サイトで順次公開していきます。 立川:中込遊里(演出家/鮭スペアレ主宰)
東大島:藤原ちから(アーティスト・批評家/orangcosong 主宰)
中野:北川陽子(脚本家・演出家/FAIFAI 主宰)
◎全日本ダンストラック協会とは
2011年にコンテンポラリーダンスのアーティストを軸に結成。2012年から「DANCE TRUCK PROJECT」を立ち上げて、横浜・東京・仙台・京都・別府の 5 都市・12 ヵ所でプロジェクトを展開してきた。トラックで移動しながら、さまざまな都市と都市をつなぎ、街中の空き地や日常の空間がもつ場の、異なる魅力を引き出し、劇場空間におさまらない新たなダンス表現と、表現活動の mobility(機動性・移動性)がもつ可能性を探求している。2019年から「DANCE TRUCK TOKYO」を開始。
◎「Tokyo Tokyo FESTIVAL」 とは
オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。
「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル 13」とは
斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVAL の中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が実施するものです。国内外から応募のあった 2,436 件から選定した 13 の企画を、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル 13」と総称し、展開しています。
【お問い合わせ先】
全日本ダンストラック協会
TEL:080-6673-2650(広報担当:金井) E-mail:pr@dance-truck.jp