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イベント徹底特集 完結編:NOA DANCE IMPACT 2014 Winter

2014.12.12

ありがとう 日本青年館

2014年11月29日、30日の二日間。日本青年館大ホールにて「NOA DANCE IMPACT 2014 Winter」が開催された。 長年NOA DANCE IMPACTを行ってきた日本青年館もついにラスト公演。最後の公演にふさわしいダンスナンバーが披露され、全公演超満員の日本青年館は熱気に包まれた。 今年はLEDの映像を使った演出が加えられ、LIVE感が増した公演となり、NOAダンスアカデミーならではの演出力の高さがナンバーと出演者の魅力を更に引き立たせていた。 冬のIMPACTには欠かせないナンバーや今一番勢いに乗っているダンスユニット「Beat Buddy Boi」のメンバーによるナンバー、他所では見られない合同ナンバー等、見所満載だった本公演。この日多くのダンスイベントが行われていたが、一番熱い公演を行っていたのは間違いなくこのNOA DANCE IMPACTだったと言えるだろう。 この公演を迎えるまでに、各ナンバー、そして出演者一人一人に様々な想いや物語があったに違いない。一つの作品を同じ方向に向かって協力し、時には壁にぶつかったりなど、良いナンバーを作る為に全出演者・インストラクター・舞台スタッフ一丸となって作り上げた発表会。誰ひとりかけても成立しなかったこの公演に青年館と共にありがとうと伝えたい。そんな最高のダンスイベントであった。

観覧者の声

「全員プロのダンサーかと思うぐらい上手かったです。」 「踊りにキレがあって良かった!」 「迫力がすごかった!!」 「全ナンバー上手くてびっくり!」 「とても元気をもらえました。」 「楽しかったです。」 「皆さん楽しそうでキラキラしててすごかったです。」 「鑑賞しているだけで、気持ちが伝わって来て胸がいっぱいです。」 「みんなレベルが高くて、作品としても素晴らしかったです。」 「日々努力している姿がとても素敵でした。」 「すごくカッコよかったです。」 「若者のリズム感の良さ、力強さに感動」 「出演者の皆さんの一体感が素敵でした。」 「ダンスを一度辞めてしまったけど、またやりたくなりました。」

CHOREOGRAPHER & CAST VOICE

ACT2-9 振付

MIWA

NOA DANCE IMPACT2014お疲れ様でした! 今回は、"Happiness"をテーマに作品を作らせて頂きましたが本当に作れて良かったと今思っています。幸せに感じること… それは自らの気持ち次第なんだなって感じました。リハーサルを重ねていく中で、みんなで1つになること、メンバー同士支え合うことを熱く指導しました。これは昔から、そしてこれからもこのスタイルは変わらないと思います。本番中もトラブルがありメンバー同士助け合う姿に感動しました。"困った時に「助けて!」と素直に言える事の幸せ""嬉しい楽しいを一緒に感じる仲間が居る事の幸せ""ダンスで想いを伝えられる幸せ" 本当に沢山の幸せがありました。 NOA DANCE IMPACTに作品を出させて頂いてから早5年が経ちました。ダンスを通じてこんなにも素敵なことを感じ、学ぶ事ができるなんて5年前の私は知りませんでした。MIWA作品は、ずっと出演してくれるメンバーが居たり、1.2年ぶりに再び帰ってきてくれるメンバーが居たり、今年初めてのメンバーが居たり…みんなの居場所、いつでも帰って来れる場所になってくれたら嬉しいです。今回は日本青年館ラストステージのオオトリということで正直プレッシャーはありましたが、暖かいメンバーに囲まれ、素敵なスタッフ様方に恵まれ、こんなに素敵な舞台に作品を出せた事、出演者の皆様と共にステージに立てた事、沢山の幸せを感じられた事、本当に感謝しております。NOAのインストラクターの皆様は、スペシャリストなのはもちろんのこと1人1人カラーが違って個性的で、尊敬出来るインストラクター様達で、NOA DANCE IMPACTは本当に豪華だなって毎回思います。 来年から新しい会場になりますが、これからも命を吹き込んで作品を作っていきたいと思いました。フィナーレの振付も務めさせて頂きとても楽しかったです。ありがとうございました。二度と戻らない今と、出会った人達を大切に、これからも楽しくレッスンしていこうと思います。 作品を作る幸せをくれたみんなありがとう! 出演者の皆様、スタッフの皆様本当にお疲れ様でした!

ACT2-9 MIWA NUMBER 出演者

manaminさん

MIWAさんの創りあげる世界観が好きです。そして、その作品に出演させて頂き、素敵な仲間と出逢う事が出来ました。ダンスで作品の想いを表現する難しさを感じながら、練習やディスカッション、イメージトレーニングを繰り返し、みんなで協力し合い作って来た時間は私にとって大切な宝物です。リハの回数を重ねるごとに一体感が生まれ、本番は36名全員で舞台に立てた事が、とても幸せでした。 リーダーとして自分がどう動くべきか不安もありましたが、一人一人と向き合う事の大切さや、メンバーの支えがあるからこそ、自分の務めが出来るのだと分かり、良い経験となりました。MIWAさんへの感謝とゲストダンサー含めみんなありがとう! Happiness!!

TOKYO DANCE LIFEが見た20周年の記念すべき発表会を彩った全ナンバー!

ACT1-1

YWKI & RYOTA
「有本林とみんなの大冒険」

東方神起のバックダンサーとしても知名度の高い二人によるYWKI&RYOTAナンバー! ダンサーとして世代も違えば、教えている生徒も違う二人の異色のナンバーはまさにタイトル通りの大冒険!初めましてという顔ぶれが多い中、見事に一体となってナンバーを作り上げた。内容は二人の個性がわかりやすく出ていて、一発目として一気に会場を盛り上げた。

ACT1-2

U-KI
「JAZOUL ST☆R」

全体的に紳士的で大人の雰囲気を感じさせるU-KIナンバー。SOULとLOCKが混ざった振付はその時代のクラブシーンの世界観をよく表現していた。出演者の踊りも奥深さが出ていて見ていて気持ちがよかったのが印象的だ。フォーメーションも豊富で、ペアで踊るシーンもフロアで踊っているように見えた。

ACT1-3

Riechin(KIDS)
「KIDZ THE PUMP VOLUME5」

今までKidsナンバーをひっぱてきた中学生メンバーが卒業し、小学生メンバーで挑んだ今回のRiechinナンバー。Kidsらしい可愛さも残しつつ、しっかりHIPHOPのカッコよさも出していた。それにしてもNEWJACKSWINGを踊るKidsダンサーは本当にカッコいいと思える。これからの出演したKidsメンバーのさらなる成長と新しい仲間との作品にまた期待したい。

ACT1-4

Aoi
「puーーーーーーー♪♪♪」

急遽開催が決定したAoiナンバー。短い期間で見事作品を作り上げた。JAZZHIPHOPよりの作品は構成も凝っていて、多ジャンルで見られるような構成も見られ新時代のダンサーが作り上げたナンバーという印象が強かった。衣装とネイティブな曲が見事にマッチしていて、作品としても見やすくレベルの高いナンバーであった。

ACT1-5

Ryo
「BKB」

Beat Buddy BoiのRYOナンバーがNOA発表会に初登場。総勢30名を超える出演者が舞台上で踊る姿は迫力満点で、出演者のレベルも高かった。前半は同じリズムが続く曲調で細かい音ハメやリズムを取る、後半からは畳み掛けるように様々な構成で出演者が踊る展開。これは常日頃から基礎を含めダンスをみっちり練習しないと出来ない高難易度のダンスナンバーであった。

ACT1-6

MACHAKIMEN
「SOLDIERZ」

9月に行われた「NOA DANCE CONNECT VOL2」の代表ナンバー! 近未来を想像させるような世界観で、途中でJAZZのようなシーンが入ってくる。新感覚のHIPHOPを生み出そうとしている、MACHAKIMENの独特なナンバーだった。CONNECTで断トツの人気を誇ったナンバーはIMPACTでも大好評であり、さらにパワーアップした内容に会場は歓喜に包まれた。

ACT1-7

YUKA
「Who's Real?!?!」

NOA DANCE IMPACTでは久しぶりのYUKAナンバー!様々なフィールドで活躍する彼女のナンバーはやはりかっこよかった。いかつさ・セクシーさ・スタイリッシュさすべてを表現していて、出演者のレベルもものすごく高いので文句の付けどころもないダンスナンバーであった。リハーサルを始めた時期を考えると驚異とも思える仕上がりであった。

ACT1-8

avecoo
「Avelyn monroe」

ついにAct1のトリを飾ったNOA発表会の顔的存在になりつつあるavecooナンバー。今回はマリリン・モンローを表現したナンバーで、マリリンの生涯を数分のダンスに込めた。マリリンの象徴ともいえるシーンや、盛者必衰、マリリンの謎に包まれた人間性を表現するシーンなど、忠実に再現するだけでなくマリリンという人物を研究し、avecooナンバーの考えるマリリンが表現されていたように思えた深いナンバーだった。

ACT2-1

MITTAN
「?14」

今回で14回目のMITTANナンバーは総勢39名でダンスストーリーが作り上げられた。シカゴのバックストリートを思わせる舞台からナンバーはスタート。本当の街並みを見ているかのような人模様から個人のストーリーへ展開。後半の夜空の下で男女が愛の喜怒哀楽を表現するシーンはロマンチックで感動的であり、思わず目に涙をためる観客もいた。10分を超える作品は、振付・演出・出演者のダンス力すべてが結集され、もっと観たい!また見たいと思わせる作品であった。

ACT2-2

SORI
「Gratitude」

普段演出効果をあまり使わないナンバーであるが、今回は山台を使用するなど構成にも変化があった。LOCKの技が次々に披露され、ソロパートもカッコよく決まっていた。少し暗めの照明が雰囲気を出していてより出演者をカッコよくバックアップしていた。サークルのシーンでは出演者の表情も決まっていて、振付だけでなく作品への入り込み方もすごいと思わせたまた見たいと思えるナンバーであった。

ACT2-3

YASS
「サンシャイン」

Beat Buddy BoiのYASSナンバーもNOA発表会初登場となる。RYOナンバーと打って変わってミドルっぽい振付が目立った。こういうHIPHOPは奥深さも大事になってくるのだが、ちゃんと音に乗って気持ちよさそうに踊っていたので、出演者のレベルも相当高いと言っていいだろう。ダンスをやる上でYASSナンバーのような踊りはとても大事で、大切にしていかないといけないと思わせるダンスナンバーであった。

ACT2-4

MaRi & MASARI
「Road to 本番♬♬」

今回で3回目になるMaRi&MASARIナンバー。今回は初めて発表会に出る出演者も多かった。ナンバーはタイトル通り発表会に向けて練習に励むストーリーを表現した今までにないナンバー。前半のレッスンパートでは見慣れた光景が続くが、後半の発表会シーンで一気にレベルが上がる。本当に初めて発表会に出るの?と思わせるぐらいの堂々とした姿にレッスンの成果や努力はどんな時も裏切らないという事を教えてくれた。

ACT2-5

WATARU
「Turn Up」

今のHIPHOPをみせてくれたWATARUナンバー。HIPHOPの黒さやDOPEさを感じることができるカッコいいHIPHOPだ。きっと見に来た観客もWATARUナンバーの名前を観たときにこういうナンバーを期待していただろう。その期待に応えるように出演者全員がかましてくれた!LEDを使った映像や花道でのソロ、山台の使用など、IMPACTの舞台を知り尽くしたダンサーWATARUの演出力も光ったナンバーであった。

ACT2-6

千尋
「DIVA」

今回も大作が期待される千尋ナンバー。今回は楽曲がBeyoncéのみで作られた「Beyoncéメドレー」でダンスナンバーが作られた。今回のナンバーで一番ショー的要素が強いナンバーであった。出演者の実力も申し分ない、構成や演出も素晴らしい、出演者の個性も最高!そんな状態での最強のダンスナンバーであった。ナンバー終了後には会場から盛大な拍手が送られ、歓喜の声で幕を閉じた。

ACT2-7

マドカ
「LAST BLUE」

冬のIMPACTのPOPといえばマドカナンバー。今回も出演者全員にソロあり、耳に残りやすい楽曲と印象に残るPOPナンバーであった。ダンサーマドカはレベルとか関係なく出演者を一人のダンサーとして見ている。その考えがナンバーにもよく出ていてPOPダンスの自由性とマッチしていた。そして回ごとにアレンジが加えられていた。マドカナンバーがいつも自由で楽しそうな印象を与えるのはそういう部分が大きいのだろう。

ACT2-8

akihic☆彡
「old to the NEW」

Beat Buddy Boiリーダーakihic☆彡による久しぶりのNOAナンバー。作品に関わる時間に制限がある中、GUESTのAKI、そして出演者全員一丸になって作り上げた。古き良き部分を大切に新しい物を作り上げるというコンセプトで間違いなくカッコいいと誰もが思うダンスナンバーであった。日頃akihic☆彡レッスンで鍛錬を積んだ者しかたつことを許されなかったakihic☆彡ナンバーは誰よりもカッコよく、そして輝いていた。

ACT2-9

MIWA
「Happiness」

青年館ラストのオオトリを飾ったMIWAナンバー。ストーリー性が強く、まるで映画のようなダンサーMIWAが作り上げるナンバーは、今回かぐや姫をダンスで表現をした。冒頭のゴージャスなシーンから竹取物語のシーンに入る演出も映画で使われる手法の一つだ。かぐや姫が子供から大人に成長する演出では会場からすごいという声と拍手が送られ、全員で作り上げた物語に観客は感動をしていた。

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