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EVENT REPORT:GATSBY DANCE COMPETITION 6th FINAL 2014.3.1 sat O-EAST

2014.4.7

 2014年3月1日、O-EASTにて株式会社マンダムプレゼンツ 「GATSBY DANCE COMPETITION 6th FINAL」が開催された。
 このコンテストはアジアNo.1の学生ダンサーを決める為に、香港・インドネシア・韓国・マレーシア・フィリピン・シンガポール・台湾・タイ・日本の9つの国と地域が参加するアジア最大級のダンスイベントで、今回で6度目を迎える歴史を重ねてきた大きなダンスイベントである。
 この日は各地域予選を勝ち抜いた日本のダンスチームによる日本代表決定戦が行われた後に、ASIA GRAND FINALが開催された。それに加え豪華GUEST SHOWとLIVEが行われO-EASTは大勢の観客の歓声に包まれた。
 Beat Buddy BoiのオープニングSHOWの後、8チームによる日本代表決定戦は関西代表の16歳の二人組「TUKIとKUMA」が優勝を果たし、ASIA GRAND FINAL出場権を手にした。ジャッジ陣からはまだ二人の長所・短所のバランスに課題があるが、この年齢で今の実力なら将来は末恐ろしいダンサーになれると評価された二人。はたして本戦も優勝を勝ち取ることが出来るのだろうか、日本の未来はTUKIとKUMAに託された。
 ONPARADEのSHOWの後、ついにアジアNo.1をかけた戦いが始まった。今回の勝敗のカギを握ったのは、オリジナリティとダンステクニック。動画サイトで世界のダンスを共有出来るようになったこの時代において、その国特有のオリジナリティを出せたチームが高評価を獲得した。その中でも存在を表していたのは、シンガポール代表「Siren」、インドネシア代表「SOUL OF JAVA」、フィリピン代表「Xtreme Dancers」の3チームであり、ジャッジ陣からもその実力とスタイルを認められていた。
 本戦終了後、結果発表の前に豪華 GUEST SHOWとLIVEが行われた。TEENSのHOUSEチームの中で世界一といっても過言ではない「LUCIFER」、DANCE@HEROで期待の若手として今、引っ張りダコの「THE AVENGERZ」、DANCE@HERO初代HERO「タイムマシーン」と5代目HEROの「東京ゲゲゲイ」。プロのダンスチームが魅せるSHOWに各国から観戦に来ている観客達は大いに盛り上がった。その後は今話題のシンガー「SHUN」による熱いLIVE。彼のラップは全観客を巻き込み、Beat Buddy Boiとの初コラボレーションパフォーマンスは会場を一気に盛り上げた。
 全てのコンテンツが終わり遂に結果発表の時を迎えた。優勝したい気持ちは全員一緒。その中で優勝を飾ったのは、フィリピン代表「Xtreme Dancers」。オリジナリティはもちろん、モップを使ったダンスはその技術の高さと練習量に裏付けされた完成度を評価され誰もが認めるアジアNo.1の称号を手に入れた。
 今回フィリピンは初出場で初優勝を飾る形となった。これは世界のダンスレベルが上がってきたという事だろう。近年日本のダンサーは世界レベルのダンサーを多く生み出し、世界大会も日本で開催される事が多くなったが、ライバル達はすぐ後ろに迫って来ている。実力だけでなく自分の個性やライフを考え、オリジナリティを追求していくことが大切になって行きそうだ。コンテスト名にもついているGATSBYはカッコイイを作るをコンセプトに持っているように、ダンサー達も自分達のカッコイイを追求して活動していく事がダンスの面白いところだというのを世界のダンスを感じる事で、教えられたコンテストだった。  来年のアジアNo.1はどの国が手に入れるのか。それは今これを見ているあなたかもしれない。

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