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ダンサーインタビュー 24:MIZUE

2018.2.6

―ダンスを始めたきっかけを教えてください。
 湘南出身なのですが9歳のころにダンススクールの発表会を見に行って自分もダンス習いたいなと思って、それまで自分で家で踊ったりしてたんですけど、本格的にちゃんと習ってダンスしたいなと思ったのは友達のダンスの発表会を誘われて見に行ったのがきっかけです。

―何を踊っていたのですか?
 最初ロッキンです。家で適当にアイドル、安室ちゃんとかSPEEDとかを見てまねして踊るとか

―それから頭角を現したのはいつごろからですか?
 え~、なんかそのまま始めはなんとなくやってて、ダンスを続けてたらそこのダンススタジオでチームを作るかオーディションみたいなのがあるっていうのを聞いて、オーディション受けてそっからチームを作ってコンテストとかに出たりして賞をもらって、高校生の時に一回自分でダンス作ってコンテスト出たいなと思って高校一年生の時に今の杏仁豆腐のERIっていう子と二人でダンスアタックという高校生の全国大会に出だした時から変わりましたね。

―その時はジャンル的にはどんな感じだったんですか?
 ジャズヒップホップですね、高校一年生からジャズヒップホップを始めたので、中三まではオールジャンル、ハウスもやってたしブレイキンもやったしバレエもやってたしヒップホップもジャズも。

―全部ですね!
 全部やってました。で、その中でやりたいものがあんまり見つかってなかったから全部やってたんですけど。ジャズヒップホップっていうダンスに出会った時「これだわ」と思って、なんかジャズも好きでヒップホップも好きだったけど身体の使い方がまったく違うから、一つに絞るっていう考えがなく普通に受けてたんですけど、そのダンスに出会った時自分のやりたいこと全部詰まってるのはこれだなと思って、これ以外やりたくないと思って、高校一年生の時に全部すぱっと辞めてジャズヒップホップだけになりましたね。

―ジャズヒップホップっていつからあるんですか?
 私の記憶だと中学校1、2年生の時にLAスタイルっていうPVダンスみたいなのがロスアンゼルスで流行りだして、その時にたぶんLAスタイルってものが生まれてそっからちょっとジャンルが分裂してジャズヒップホップとかが生まれたので12、3年くらい前のジャンルかなと。
 で、その時にFUKOさんというダンサーがたまたま湘南のそこのスタジオに教えに来てて、その時に初めてそのダンスを見たんですよ。FUKOさんはLAでそのスタイルをずっとやってて、だからけっこう早めに私はそのスタイルに出会ったんですよね。

―FUKOさんが日本に持ち込んだんですか?
 ん~と、FUKOさんだけではなくたぶんいろんなダンサー、ジャングルさんとかもそうですし、むこうでダンスやってた人何人かだと思うんですけど私はFUKOさんきっかけで出会いました。なんか女らしいのにカッコいいっていうか、ヒップホップのかっこよさと女らしさがジャズの部分で入ってて、「なんだこのダンスは!」っていうのが衝撃的だったのは覚えてます。

―LAにジャズヒップホップのドンみたいな人はいるんですか?
 ジョンテっていう人がこのジャンルを広めたのは大きいかなと思います。ゲイの人がヒップホップ調で女らしく踊るっていうのが、たぶんジョンテとかが早かったんだと思います。あとたぶんジャネットジャクソンのバックやってたギルっていう人のレッスンをそのFUKOさんとかMAIKOさんが受けてて、そこから影響受けてるのでそのギルとかも最初のLAスタイルをやってる人達だと思います。

―杏仁豆腐は最初二人だけで?
 そうです二人です。もともと杏仁豆腐っていうチーム名じゃなかったんですけど二人でやってて、SAYAっていうダンサーが元々杏仁豆腐のメンバーでERIと私とSAYAの三人で杏仁豆腐をやってて、そこで始めダンスデライトとか出てて、賞いただいて少しみんなに名前を知っていただけて。で、SAYAはヒップホップを踊りたいとなってヒップホップに転向してSAYA&RIEをやってて、うちらはそのままジャズヒップホップを続けてて昔の湘南のダンススタジオの時に三人でやってた女の子がいたんですけどそのこを呼び寄せて一緒に杏仁豆腐やらないかっていって、もともとの幼馴染のこを追加してSALLYっていうメンバーを入れてまた三人の杏仁豆腐になりました。SALLYはだから幼馴染なんですよ。みんなダンススクール一緒で、SALLYのお母さんがやってるダンススクールなんですよそこは。そこのスタジオはキングオブスワッグのDeeもそこ出身だしシットキングスのメンバーの二人もそこ出身です。

―湘南やばいじゃないですか!
 SALLYのママさんがすっごいやりてで、ダンスと教育をいっしょに私たちが小学生のころからやってたんで、忘れ物しすぎたらダンスのレッスン受けられなかったし、けっこう心も育てられたというか、海をず~と走らされたりとか、体力をつけることは忍耐に繋がるからと。
 合宿とかあって。チーム力を高める為にチームでもっと話し合っていろんなことやりなさいとか、そういうのもあってなんかダンスだけを教わったダンススタジオじゃないっていう。人間性をしっかり教えてくれたところだなと、今それがためになってるなと自分は思います。

―神奈川あついですね~、LOCKとかやってたからみなさんグルーブとか身に着けたんですかね?
 たぶんオールジャンルみんな子どもの頃に音を聞いてて、今そんなに全部のジャンルをスペシャルに踊れないですけど、音楽はみんな好きなんですよたぶん。だからオールドスクールの音みんな好きだし、みんなダンス的にはニュースクールやってますけど、オールドスクールの音もみんなぜったい好きでたぶんそれは子供のころに聞いてた音楽の感覚のおかげと言うかみんな、私もどの音がなってものりたくなるっていうのは今でもあるのかなと、どの音楽に対しても。うちらに共通して言えるのは、オールドスクールのダンサーのこともすごいリスペクトしてるし、すごい好きだし、だからこそ自分たちのニュースクールというジャンルを上げていくために、オールドスクールを見て勉強して自分たちのジャンルにはこれが足りてないなとか、そういうのを多分やっていってるのかなと。私がそうなのでもしかしたらみんなもそうなのかなと。

―特にLAにダンスの師匠がいるとかじゃないんですね。
 そうですね、15歳の時にひとりで2ヵ月LAに行ってたんですよ。中学3年生までずっと湘南でダンスやってたので、海外のダンスってどんななんだろうってすごく気になりまして、ちょっとLAに行ってみようと思って4月から8月までバイトして30万くらいためて、そのお金で2ヵ月ひとりで行って。その時に逆に日本のダンスシーンを知らないわと思って。海外みたからじゃあ今度は日本のダンスシーンを見てみようと思って、そのスタジオも卒業させてもらって日本のダンスシーンみたときに、あ、日本のダンスが1番すごいかもと思ってショックを受けて。それまでは海外に行こうと思ってたんですけど、日本で1番とれなかったら海外でも1番とれないし、日本人なのに日本のダンスシーン知らないまま海外に行くのなんか違うよな~と思って、日本のコンテストレベル高いの知ってたから出て挑戦してみようと思ったところがキッカケでたぶんダンスコンテストに出始めたというのがあります。

―今の若手のダンサーはどうですか?感覚は違いますか?
 感覚は全然違いますね。みんなまた新しく自分たちと全然違う感覚を持ってて自分たちより良いところもあるしもっとここがあったら良いのにという部分と両方見えるのは見えますけど、でも新しいことやっているのはすごい良い事だと思うし、面白いなとは思いますけど。

―有望なダンサーは育ってきてます?
 いっぱいいますけど、みんなフリースタイルすぎて、例えばフリースタイルをやっててもどういう意味でのフリースタイルかとか、自分のジャンルに対してもうちょっと深く考えると人にも伝わるし次に繋がっていくというか0の所から1にするのはけっこう大変だから、自分の考えをちゃんと1として持って増やしていってほしいというか2にも3にも。みんな感覚は若手の子達めっちゃ優れてると思うんですよ。若いころからダンスやってるしダンスも上手いし。だから後は身体がめちゃくちゃいけてるから考えをそれについて行かせるというか、例えばなんでフリースタイルなんですか?自由に踊っているからという考え以外の、自分だからこういう意味でのフリースタイルっていうのがあればかっこいいなと思うんですけど。そこがもうちょいあればいいかなという希望は中堅の私からするとあります(笑)。

―いや~もう大御所の発言ですね~。
 いやいや、子供の頃は何も考えずに楽しいからスタートするのはあたりまえだしそれは凄く良い事だと思うので次のステップにどんどん一個ずつ上がっていくと自分の下の子達も作っていけるだろうし、自分のダンスも広まっていくだろうと思うので。自分のダンスをダンスでも口でも説明できる子がいたら、どんどんそういう子は上がって行くのかなと思います。

―教える時に気をつけていることは?
 口で説明することと身体で見せることの両方は絶対に必須だと思ってやってますね。後は、言葉で説明しきれない所は口で音出すというか、「ボン、カン」とかすごい分かりやすくこんな感じっていうのを率直に伝える時と、遠回しに伝えるのと両方使えるようにしてるかなと。なるべく自分が踊ってる感覚を本当に言葉で伝えるのってすごい難しいじゃないですかでもそれができるといいかなと思うので、いかに言葉にするかはすごい研究してるっちゃあしてるかなとは思います。

―ありがとうございました!

MIZUE
■PROFILE
『杏仁豆腐』と『ZAPPA』で活動中のMIZUE。13年の経験と経歴を持ち、独自のフィーリングで新たな世界観を体現する。
JAZZ HIP-HOPをベースとした迫力のダンスが持ち味。JAZZ HIP-HOPダンサーの中では極わずかストリートダンス界で実力を発揮している実力主義ダンサーの1人。今でも数々の経歴を残し続けている。どこにもない、他の誰でもないMIZUEのDANCEを展開し続けている。
■経歴
ダンスバトル『BATTLEZONE』準優勝/ダンスコンテスト『BESTONE』優勝/ダンスコンテスト『Girl’s舞遊伝』優勝(2005と2011)/ダンスバトルTV『BLOOM』ベストルーテーン賞/ダンスコンテスト『GRANDSOUL』5位/TV・流派R(全国女子高生選手権)準優勝/ダンスコンテスト『中野ZEROコンテス』3位/ダンスコンテスト『町田20歳成人の部優勝/DANCE ATTACK春 特別賞/日テレ系『スーパーチャンプルダンサオーディション』合格/OSAKA DANCE DELIGHT(Vol.23)5位/TOKYO DANCE DELIGHT Vol.9 準優勝/フィメールダンスコンテスト優勝2011/2008JAPAN DANCE DELIGHTファイナリスト/WISEバックダンサー/etc....

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no.24 2018年2月発行

東京ダンスライフ no.24
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