TOKYO DANCE LIFE CINEMA 15:スティーブ・ジョブス
TOKYO DANCE LIFE CINEMA 15:スティーブ・ジョブス
2016.2.10
今明かされる── 世界を変えた奇跡のプレゼンテーション 本番直前40分の〈舞台裏〉。 パソコンか携帯電話さえあれば、指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる。現代では当たり前のライフスタイルも、この男がいなければ、きっとまだ実現していなかった。スティーブ・ジョブズ、現在のパソコンの元祖を作り、100年後もモーツァルトやダ・ヴィンチと並ぶ天才として名を残すだろうと称えられる人物だ。彼が世に送り出した、iPod、iPhone、iPadは世界的大ヒット商品となり、今では生活必需品へと姿を変えている。 2011年に56歳の若さで他界した直後から、彼がいかに仲間たちと素晴らしいマシンを作り出したかが様々な形で紹介されてきた。しかし、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞®を受賞したダニー・ボイル監督と、『ソーシャル・ネットワーク』で同賞を獲得した脚本家アーロン・ソーキンという二人の異才が手を組んで挑んだのは、パソコンの誕生話でも伝記でもない。人々の心をわし摑みにした、新作発表会での伝説のプレゼンの〈直前40分の舞台裏〉だ。それもジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品──1984年のMacintosh、自分が創業した会社アップルを追われて作った1988年のNeXT Cube、アップルに復帰して発表した1998年のiMacである。 そこには信念を貫き通す生き様と驚嘆のビジネスセンスがあり、誰の人生にもどんな仕事にも生かせるヒントが溢れている。さらに、確執があったという娘リサとの間に本当は何があったのか、父としての顔にも真正面から迫る。初めて明かされる不器用すぎる親子の愛が観る者の心を揺さぶるにちがいない。 世界が変わる瞬間の舞台裏を描き、本年度アカデミー賞®最有力候補の呼び声も高い必見の話題作が誕生した。 STORY 1984年、スティーブ・ジョブズは激怒していた。Macintosh発表会の40分前、本番で「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなのだ。カットしようという部下の意見に絶対に折れないジョブズ。そこへジョブズの元恋人のクリスアンが、娘のリサを連れて現れる。認知しようとしないジョブズに抗議に来たのだ。公私ないまぜに緊張感が高まるなか、15分前に何かが閃いたジョブズは胸ポケット付きの白いシャツを用意しろと、マーケティング担当のジョアンナに指示する。次々と繰り出すジョブズの不可解で強硬な要求に周りは振り回されるが、すべてには明確な理由があった。自らがCEOにヘッドハンティングしたジョン・スカリーに励まされ、舞台へ出て行くジョブズ。だがこれは重大なプレゼンのたびに勃発する、開発チーム、クリスアンとリサ、そして自分自身との闘いの幕開けに過ぎなかった──。
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