TOKYO DANCE LIFE CINEMA 11:コングレス未来学会議
2015.6.8
『戦場でワルツを』の鬼才アリ・フォルマン最新作! ハリウッド実力派俳優とタッグを組み、 あの『戦場でワルツを』で、自らの戦争体験をドキュメンタリーアニメーションとして描き、世界を震撼させ、アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートもされたフォルマン監督。今作では、「惑星ソラリス」の原作「ソラリスの陽のもとに」で知られるSF界の巨星レムの「泰平ヨンの未来学会議」を映画化した。フォルマン監督は、映画の舞台を近未来のハリウッドに設定し、荒唐無稽なレムのSF小説の世界を独創的でダイナミックな表現で映像化。観るものすべてを魅了する。 また今回、主演であり本作のプロデューサーとしても名を連ねるロビン・ライト(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)は、ハリウッドで一躍脚光を浴びた女優が齢をかさね、母として役者として行きぬく本人役で出演している。他にも、名優ハーヴェイ・カイテルや躍進めざましいコディ・スミット=マクフィー(『猿の惑星:新世紀』)らが脇を固め、イマジネーション溢れる本作に確かな輪郭をあたえている。 STORY 2014年、ハリウッドは、俳優の絶頂期の容姿をスキャンし、そのデジタルデータを自由に使い映画をつくるというビジネスを発明した。すでにキアヌ・リーブスらが契約書にサインしたという。40歳を過ぎたロビン・ライトにも声がかかった。はじめは笑い飛ばした彼女だったが、旬を過ぎて女優の仕事が激減し、シングルマザーとして難病をかかえる息子を養わなければならない現実があった。悩んだすえ、巨額のギャラと引き換えに20年間の契約で自身のデータを売り渡した。スクリーンでは若いままのロビンのデータが、出演を拒んできたアクション映画のヒロインを演じ続けた――そして20年後、文明はさらなる進歩を加速させていた。ロビンはある決意を胸に、驚愕のパラダイスと化したハリウッドに再び乗り込む。
「コングレス未来学会議」2015年6月20日より新宿シネマカリテほか全国順次公開! |