ダンサーインタビュー 11:avecoo
2015.6.8
ーいきなりですが、いつからavecooちゃんになったんですか?
元々そうゆう素質がありまして(笑)たとえばまわりはドラゴンボールとかなのに自分はセーラームーンごっこしてたりだとか。
ー子供の時からそういう方向性は示してたということですね。
そうですそうです。ただ17歳頃までは付き合ってた女の子とかもいたんですよ。なんでだろ~、なんかその頃から今の方向性に変わりました。
ーその頃NOAの発表会に出てませんでした?
もうちょっと後ですね。19、20くらいかな? MITTANさんやWARNERさんのナンバーに出てました。
ーまだJAZZ FUNKというジャンルはなかったんですね。
そうなんですよ。自分21歳の時にLAに3ヵ月ほど行ったんですけど、その時に今すごいあがってるBOBBY NEWBERRYがいて、その人のレッスンを受けて「ワッ! やばい!」と思って。それがJAZZ FUNKとの出会いです。で、日本に戻ってきてチーム活動やったりとか、帰国痴女っていうチームだったんですけど(笑)。それはRANDYとKIBUとSHIHOと、あとMARIAっていう海外でも有名になってる子といっしょにやってました。
ー濃いですね~、メンバーが。RANDYさんもNOAのavecoo ナンバー出てましたもんね。
そうですそうです。あの人はいろんな意味で強烈です。
ーダンスをやりたいと思ったキッカケは何だったんですか?
自分安室奈美恵さんがめちゃくちゃ好きで、中一の時にコンサートを見に福岡ドームに行ったときにダンサーさんがかっこいいと思っちゃって。それがキッカケですね。その時には高校に行くっていう選択肢がなくて自分山口の田舎の方なんでダンススタジオとか全然なくて、それで東京に出たって感じですね。
ー話変わりますけど、今めちゃくちゃavecoo さん人気じゃないですか? ダンスがすごいのは分かるんですけど、なんかそれ以上のすごい盛り上がりがあるような。それっていったい何なんでしょう?
え~、そうですか? でもあんまり意識してないからなあ。でもなんか周りからは生徒への愛し方がすごいっていうのは言われたりはしますけど。
ー最初NOAの都立大で代講やってもらってて、代講なのに盛り上がりすぎて、なんじゃこれ!みたいになってましたよね。
そう、自分ダンスでやっていこうと思ったのはあれがキッカケなんですよ、すごい遅咲きなんで。
ーそれからNOAでナンバー出して・・・
そうです、NOAの発表会で作品を出したことによって、作品力ですごい評価されるようになって。だからNOAは本当に自分の原点なんです。
ーavecoo作品を作る上でのこだわりはありますか?
たとえばダンサーって発表会の作品を作るにあたって、メイクさんがいたりとか、ヘアーの人がいたりとか、衣装さんに考えてもらったりとか、あんまりないじゃないですか。でも自分の場合はメイクはメイクさん、ヘアーはヘアーさん、衣装は衣装さんという形でいつもお願いしてて。やはり自分はダンスのプロだけどメイクに関してはプロじゃないし、だったらぜったいプロにやってもらった方がそれぞれのいいものが出ると思ってて。海外のダンサーと話してて、そこはそうだよねってなりました。なんかそれぞれのプロが集まったら相乗効果でもっとやばいものができるってことをすごい最近改めて感じますね。
ー今はじゃあコレオグラファーavecooですか?
そうですね、最近は作ることがやっぱり好きなんで。
ーダンスを教えている時に心がけていることはありますか?
あまり意識はしてないんですけど、元々すごいしゃべる人だから。でもコミュニケーションはやっぱり大事にしています。すごい話したりだとか、たとえば今日のテーマはこういう感じだよとかっていうのは伝えるようにはしてますね。
代講やってもらってた時に生徒さんが喋りがとにかく面白いと、あの人は何者なんだ?と、レギュラーレッスンはやってないのか?と問い合わせが殺到しましたもんね。
はははは(笑)。レッスンの1時間半という時間の中で、自分は先生だけれど、みんなからもらうものもたくさんあるのに、その時間をみんなは買って来てくれているから、その時間をどれだけ楽しませるかとか、そういうふうに思ってやっています。
ー自分のダンスは二十歳の頃と今では内容が変わってきましたか?
JAZZ FUNKに出会ってからは、ちょっとずつは変わってるとは思うんですが、根本は変わってないですね。
自分はLAでJAZZ FUNKに出会って、ジャンル的にもちろんやばくて、あんな早振りでパキパキな感じがすごいと思うのと、あと周りのダンサーが当時ザ、ゲイみたいな、ゲイっていう感じをがんがん押しててあ、それでいいんだって思ったのもあって、自分そっからカミングアウトががんがんできるようになったっていうのもあって。19、20歳くらいの時はけっこう隠してましたね。
ー今はもうこっちが恥ずかしくなるくらい言ってますもんね。
歩くカミングアウトって言われてるんで(笑)。だからゲイの子とかけっこう来てほしいです、NOAに。自分女の子の生徒が多いですけど。
ーあ、そうか。でも来てる人もいますよね。
でもどっちかというとここに来てるのは、全然ゲイを出してる子ばっかだから(笑)。出さずにっていう子も、こんな人がいるんだから大丈夫だよ、みたいなそういうのはすごいありますね。
ーありますね。
ーある意味それで悩んでる人も多いでしょうね。
でここに来て、君は全然まちがってないんだよみたいな・・・。そうそうそう、ぜったいそういう子多いと思うんで。
ー作りますか、avecoo駆け込み寺を。
あの、1時間半トークでいいですか? ダンスとかやらないで(笑)。
ーちなみに影響を受けたダンサーっていますか?
自分、WARNERさんとMITTANさんです。特にWARNERさんにはいろいろお世話になってて、まあ今のスタイルとWARNERさんのスタイルはちょっと違うんですけど。海外ではさっき言ってたBOBBY NEWBERRYです。今の子はあまり知らないと思うんですけどJAZZFUNKの元祖って感じですね。
ーあと、普段はなにやってるんですか?あまり聞くのも怖いんですが・・・。
えー、飲みに行くか・・・、あたいは一番新宿が好きなんです。2丁目じゃなくても、新宿に着くと落ち着くんです。なんでかわかんないんですけど、渋谷とかもだめなんです。新宿の歌舞伎町のにおいとかもすごい好きだし、ああいう破廉恥な感じも。だってこんな町ないじゃないですか、オカマもいてホストもいて自由だからすごい好き。みんないろんなものを抱えながらも集まって泣いたり笑ったりしてる感じがすごい好きです。だから飲みに行くか寝てます。
ーアウトドアな感じはしませんもんね。
はははは(笑)。
ーあとは言えないようなことですか?
そうですね~、本当。
インタビュアー泣かせじゃないですか。
はい、すみません。
ー趣味とかありますか?
昔からダンスやってきて、ダンスで食べれるかどうかわからないんだけど、ダンスばっかりで、ダンス以外でなにかやりたいことがあるかって言ったら本当にないんですよね~。今でもNOAで他の先生のレッスンとか受けていて、踊ることが楽しくて本当趣味が仕事になった感じです。だからこんなこと言うのなんですけど、あんまり仕事をしている感覚ないですね。
ー今後の野望を教えてください。
まず今年の9月に自主公演やります。本当その公演は賭けてて、神奈川のカート芸術劇場でやりますので是非見に来てください。そこから羽ばたいて行きたいと思っております。
それとおまけで、avefamにはいろんな人がいまして、アクセサリーを作っている子がいてHERZっていうんですけどそこもよろしくねと書いといてください。
ー分かりました。今日はありがとうございました。
avecoo
■ Profile
・black eyed peace【the END】プロモーションダンサー
・2009年紅白歌合戦出演
・SUITE CHICMステ出演
・浜崎あゆみPV出演
・ICONIQ CM出演
・SKE48PV出演
・KELIS.PUSSY CATDOLLS振付け師
bobby newberryナンバー出演
・COLORS DANCE CONTERT
チームPalmsとして優勝
・テレビ東京【ビートたけしの日本のミカタ】
オープニングダンサー出演
etc...